CARTA とは?
紙処・高知には世界に誇る土佐和紙の伝統技術がある。その特徴は、楮(こおぞ)を原料とした、この上ない丈夫な紙質を持つ点である。 楮は、雁皮(がんぴ)、あるいは三椏(みつまた)など和紙の原料の中で、最も長く強靭な繊維を持つが、ここ高知には良質な楮が産出されてきた。
一方、原料とともに清涼な水が和紙作りには欠かせない。この点においても高知は恵まれている。中央部を南北に縦断しながら流れる仁淀川、その流れに沿って土佐和紙は育まれてきた。 上流域で収穫された原料、楮や三椏が流れを下り、流域の村里で土佐和紙となった。まさしく仁淀川は和紙の川である。その流れを抱くいの町から、「伝統の和紙のあかりを現代の住まいに」をモットーに、「土佐和紙のあかり・CARTA」をお届けする。
光の透過性において、和紙の物性は、ガラスやアクリル樹脂に比べるとはるかに及ばない。しかし透光性に劣る反面、和紙は他を凌ぐ散光性に富んでいる。なめらかな曲面を和紙に与えると、それはまるで光を包み込んだようなあかりとなって、他に類のない美しさを生む。この和紙の特性を余すことなく活かすためには、紙を一気に形のまま漉くことが一番だと考え、他に先駆けて1982年に和紙の立体抄造技術を開発した。 この技術による照明器具CARTAは1988年に通産省Gマーク・部門別大賞を受賞した。
- ‘88 「カルタ・シリーズ」通産省Gマーク・家具・インテリア部門別大賞 受賞
- ‘89 「カルタ・シリーズ」高知県地場産業大賞 受賞
- ‘94 「いの紙のあかり・TECSTCARTA」信濃川テクノポリス・国際デザインコンペティション'94 金賞 受賞
- ‘99 「おやすみカルタ」グッドデザイン賞 受賞
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